✔️本記事の内容
本記事では、pythonでコピー&ペーストをする方法を紹介します。
PythonでRPAを実現するために、コピー&ペーストは欠かせない操作です。Pythonにおいてもこの操作を効率的に行うために、pyperclip
ライブラリがあります。この記事では、その基本的な使用法と具体的な例を紹介します。
pyperclipとは
pyperclipとは、Pythonで利用できるクリップボード操作ライブラリです。
ご存知だと思いますが、クリップボードとは一時的なデータをコピーしたり切り取ったりして、別の場所に貼り付けるために使用される機能です。
pyperclip
ライブラリを使用することで、Pythonプログラム内からクリップボードの内容を取得したり、クリップボードにデータをコピーしたりできます。
pyperclip
ライブラリの使用するには、まずライブラリのインストールが必要です。以下のコマンドを実行することでインストールできます。
pip install pyperclip
クリップボードにデータをコピー:copy()
テキストをクリップボードにコピーするためには、pyperclip.copy()
関数を使います。以下のコードは、テキストをクリップボードにコピーする例です。
import pyperclip text_to_copy = "ここにコピーしたいテキストを入力" pyperclip.copy(text_to_copy)
クリップボードからデータを取得:paste()
クリップボードの内容を取得するには、pyperclip.paste()
関数を使用します。以下のコードは、クリップボードからデータを取得する例です。
import pyperclip clipboard_data = pyperclip.paste()
これにより、クリップボードの内容をPythonプログラム内で利用できます。
Excelやブラウザに日本語を入力する【応用】
excelやブラウザの入力欄に日本語で文章を入力したい時には、pyperclip.copy()とpyautogui.hotkey()を使用します。
以下のプログラムでは、プログラム内の文字列をカーソルなどで指定した位置に文字列を入力することが出来ます。
import pyperclip,pyautogui pyperclip.copy("日本語を入力したい") pyautogui.hotkey("Ctrl","V")
pyautoguiについては以下記事を参照ください。
まとめ
本記事では、Pythonプログラム内でのクリップボード操作を手軽に行えるpyperclip
ライブラリについて解説しました。データのコピーと取得をスムーズに行い、作業効率を向上させましょう。データのやり取りを効率化するために、ぜひこの便利なライブラリを活用してみてください。